☆☆ 次ページの背景画像はオリオン座の中央の三星を抽象化したもの。
(日本古来の星の捉え方は西洋の感覚とは大いに異なる。 日本の文様より)
46年ぶりの太陽と月の壮大な宇宙イベントを、体力があれば皆既帯の鹿児島
の南の島で観察したいが、已む無く我が家の庭先でカメラを三脚に据え
日食を待った。
朝方は予報どうりの雨で絶望的だったが、8時過ぎになると雨は止み、流れが
早く厚い雲のところどころに明るい切れ間がのぞき、9時過ぎになると、ときに
太陽が姿を現した。
9時20分、晴れ間が大きく広がり太陽がまぶしく輝いたが、
それも束の間、部分食のはじまる9時52分には、空は雲に覆われてし
まっていた。
10時32分、うっすらと欠けた太陽が見えるようになり、最大食分78.5%
(静岡)になる11時10分の数分前からは奇跡的にはっきりと三ヶ月のよう
な太陽が見えて、20数回シャッターを押していた。
このあと暫くしてふたたび状況は悪くなっていったが、食の始めから
食の終わりの12時29分までの間に撮った写真約200枚
のうちから、9枚を2枚のページに載せた。
なお、ぼんやりした写真があるが、この日の天候を表現しているので
敢えて載せた。
2009.7.22
AM8:30 雨はすでに止み、流れの速い雲の ところどころに、明るい切れ間が。 食の始まる82分前。 |
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AM9:11
雲の切れ間に太陽が姿を現す。 食の始まる41分前。 |
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AM9:22
晴れ間が広がり、太陽が輝く。 食の始まる30分前。 太陽に露出を合わせるので、 空や雲は露出不足で真っ黒に なる。 |
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AM10:32
食の始まった9:52は、空はまた雲に 覆われ、撮影できなかった。 標記時刻になり、やっと 太陽がほんのりと、欠けた 姿を現す。 このあと、すぐ雲が厚くなり 見えなくなった。 |
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AM11:10
標記最大食時刻の数分前 から、奇跡的に、 欠けた太陽がはっきりと、 見え隠れするように なった。 はやる心を抑え夢中で シャッターを押す。 最大食分78.5%の写真。 |
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